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2025年6月2日掲載 |
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藁書(わらしょ)って御存知ですか?その作品の一つを見る機会がありま
した。味のある字で、毛筆ではないことがわかります。その不思議な魅力に
魅かれます。その藁書を書いた方が東大阪に住まれているとか。さっそく取
材に出かけました。
index
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➀藁書と出合う
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杉本眞一さん 杉本洋子さん |
人の出会いというのは面白いものです。4月に紹介したア
ンティークのお店「優游」(yuyu)の取材で、ロゴに使われて
いる文字に目がとまりました。味のあるいい字ですね。と感
想を言うと、「藁書」というんですとの説明。
アンティーク優游←クリック
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ロゴに使われている藁書の字
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聞きなれない言葉に興味を
もった記者に対し、杉本さん
は「紹介しますよ」の言葉。
紹介いただいたのが作者で
花園在住の葛原香(くずはら・かお
り)さんでした。
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葛原 香さん
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藁書教室のある生駒市立南コミュニティセンタ―せせらぎ
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取材時にいただいた色紙
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後日、葛原さんにアポをと
り、お会いできました。
葛原さんは元小学校の教諭
で、多彩な趣味をもっておら
れます。藁書もその一つで、
藁書の生駒教室に通っていま
す。きっかけは、奈良の三郷
町での作品展で衝撃をうけた
ことから。藁書に魅かれても
う9年近くになります。教室
の講師は野中江峰(こうほう)さ
ん。藁書の宗匠です。
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<ユーチューブ>藁書家江峰が描く←クリック
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藁書 生駒教室のようす 藁書サイトより
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葛原さんの藁書の作品や制
作のようすを見せてもらいた
いとお願いしたところ、快く
取材を受けていただくことが
できました。
藁書の世界へようこそ←クリック
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②藁書を楽しむ葛原さん
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こんにちは!5月の中旬に、花園の葛原さんの御自宅を訪
問させていただきました。アトリエのような素敵なたたづま
いです。 |
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「長く藁書に取り組んでこ
られてどうですか」と聞きま
した。葛原さんは言葉に敏感
になってきたといいます。
次の題材にする文を、新聞
のコラムなどで意識的に探し
ます。書きたいと思えるもの
を描くそうです。最近ではド、
ラマ「東京サラダボウル」に
出てきた「ため息は 上を向
いてはきな 深呼吸に変わる
から」というせりふが気に入
ってるとか。間もなく葛原さ
んの作品ができそうです。
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藁筆のいろいろ |

葛原さんの藁筆
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説明する葛原さん
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穂先でつくった筆 |
藁書に使う藁筆(わらふで)を
見せてもらいました。初めて
見ます。これでどうして字が
書けるのかと思ってしまいま
す。「思い通りに書けないが、
思わぬ効果が出ます」という
葛原さん。
藁書と藁筆 工房 穂(みのり)←クリック |
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「藁書の特徴をどう思いま
すか」と聞きました。葛原さ
んは、自由さではないかと答
えてくれました。自分にとっ
て、「自由に、自分の書きた
いものが書ける」魅力がある
とのことです。教室でも、先
生が朱筆で直されるようなこ
とはないそうです。
「駄目なんて何もない、ぜ
んぶまる!!」が教室の理念
とか。 |
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実際に書いているところ見
せてくださいと、葛原さんに
お願いしました。毛筆のよう
な弾力を利用する筆でなく、
まったく新しい筆記用具だと
いうこと、また従来の書道と
は違う魅力をもっていること
を感じました。 |
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葛原さん、急なお願いにもかかわらず取材に応じていた
だき、ありがとうございました。紹介していただいた優游
の杉本さんにも感謝します。 |
②<動画>藁書を楽しむ
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取材:T・柳瀬 楢
編集:楢よしき 校正:葵 SE:クニヒコ
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