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 2023年12月22日掲載
                                   
                      
 年配者でグリコのおまけを知らない人はいないでしょう。
私の幼い頃の
記憶に強く残 っています。どんなおまけが入っているのかワクワクしなが
ら小さな箱を開けたことを思い出します。
さて、そのおもちゃの製作にか
かわったのが
宮本順三(みやもと・じゅんぞう)さんです。八戸ノ里駅前に記念
館があります。その順三さんは多彩な方で、世界をめぐって祭りを調べ、
絵にして残しておられました。
 今回、東大阪市民美術センターでは企画展として、世界の祭りをテーマ
にした
「宮本順三展」が開催されました。150号の大きな絵を含め80
点もの迫力ある絵画展です。期間内におこなわれたワークショップの様子
もご紹介します。 
              
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<動画>宮本順三展in東大阪市民美術センター←ジャンプ
<動画>ワークショップで楽しむ←ジャンプ>ワークショップのようす←ジャンプ

 
  
世界祭り踊り


「宮本順三展」<~祭りと踊りに見る世界のデザインと色彩~> 会場  (東大阪市民美術センター)


東大阪市民美術センター
 今日は「グリコのおまけ」
のデザイナーとして活躍され
た、
宮本順三 さん「宮本
順三展~祭りと踊りに見る
世界のデザインと色彩〜」

いう絵画展を取材に訪れま
した。ところは東大市民美術
センター。玄関ロビーにも絵
が展示され、大きな企画展で
あることがわかります。


東大阪市民美術センター 学芸員
田中由紀子さん

宮本順三展会場

宮本順三 自画像 宮本順三記念館
 対応いただいたのは美術セ
ンター学芸員の
田中由紀子さ
。今回の宮本順三展を企画
されました。
 
宮本順三氏(1915~2004)
は大阪生まれ。約3000種
類のおまけのデザインを手が
けます。世界の玩具の研究に
も余念がなかったそうです。
 氏は50代後半から世界の
祭りや踊りを現地取材し、多
くの絵画を残しました。
 学芸員の田中さんは、宮本
氏の旺盛な好奇心で捉えた祭
りの
躍動豊かな色彩を楽し
んでほしいと語ります。


  
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ギャラリートーク


樋口須賀子さん
宮本順三記念館館長



 磯田宇乃さん
NPO法人おまけ文化の会 事務局



ギャラリ―トークを前にして

 通常は学芸員の田中さんが
ギャラリートークを担当されま
すが、今回は
宮本順三記念館
館長の
樋口 須賀子さんと、NP
O法人おまけ文化の会事務局
磯田宇乃さんのお話を聞き
ながら作品を見せていただき
ました。



浪花郷土玩具集  国立文楽劇場所蔵

沖縄の文化祭 宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO所蔵


フランス200年祭  宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO所蔵


桃源郷フンザと民謡 国立民族学博物館所蔵
 最初のコーナーに展示して
あったのは
「浪花郷土玩具集」
樋口さんのお話によると郷土
玩具というものが順三さんの
おまけ作 りの原点になったも
のだということでした。図画
工作の先生に
絵日記を書きな
さい。おもちゃを作りなさい。

と言われたことが、後の おま
け作りに大きく影響したとの
ことでした。肉親ならではの
エピソードが聞けました。

 世界の祭りや踊りのコーナーの絵は、一枚の絵の中に時
間も場所も 違う風景が、まるでおもちゃ箱のように楽しそ
うに詰合せてあり、 その構図に素晴らしい才能を感じます。
 そして絵の中に順三さんご
本人を登場させるユーモアと
可愛らしさは、やはりグリコ
のおまけ作りと同じ、順三さ
んの
遊び心を感じます。
 

ゲラゲッツアの踊り 宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO所蔵

世界の仮面いろいろ 国立文楽劇場所蔵

タウタウのある懸崖墓地  国立民族学博物館所蔵  の前で

スケッチ日本郷土玩具集
宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO所蔵


絵日記 天神祭り
宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO所蔵


 

四天王寺縁日 たこたこ踊り 宮本順三青年期
宮本順三記念館・豆玩舎ZUNZO所蔵

 墨やペンでササっと描いた
ように見える青年期の
絵日記
も展示されていました。
 その才能が溢れていると感
じました。学芸員の田中さん
もそのことを指摘されていま
した。宮本順三展は、楽しみ
ながらの取材となりました。



<動画>宮本順三展 in東大阪市民美術センター

ワークショップで楽しむ


ワークショップ風景

磯田武士さん
宮本順三記念館学芸員・NPO法人おまけ文化の会理事

テレイドスコープ(万華鏡)づくり

スマホを通してみる万華鏡の世界
 絵画展の期間中に子ども向
けの
ワークショップがおこな
われました。
宮本順三記念館
学芸員
磯田武士さんが指導
にあたります。製作するものは
2つ。順三さんが世界中で取
材した
祭りの仮面にちなんだ
お面づくり。


テレイドスコープ(万華鏡) 完成

仮面を完成


仮面も完成
 もう1つは、テレイドスコ
ープ
いわゆる万華鏡です。
 順三さんが若いころ、四天
王寺の縁日で描いた
「たこた
こ踊り」
で見物人が使う「た
こたこ眼鏡」
にちなみます
 子どもたちは完成して満足
顔。幼い子も楽しめる絵画展
でした。
(J・中西)


ワークショップ 参加者

<動画>ワークショップで楽しむ

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 取材: R・山口 J・中西  楢
 編集:楢よしき 校正:葵
 SE:クニヒコ

 
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