今どうなってるの?!東大阪
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 2023年6月30日掲載
                                   
                      
 前回のNHK朝ドラでは、モノづくりの町東大阪が取り上げられました。
ご覧になった方も多いことでしょう。ドラマ製作にあたっては実際のエピソー
ドが考慮されたといわれます。東大阪の企業がつくったモノも登場しました。
 今回の会社訪問は、ドラマの考証にも協力した
株式会社盛光SCMさん。 
 女性社長さんにお目にかかり、会社経営や東大阪のモノづくりの未来につい
て力強く語っていただきました。記者が元気をもらう取材でした。


                
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 活気ある盛光SCM! ←ジャンプ
 モノづくりで町づくり! ←ジャンプ
<動画>盛光SCM 鳩まめ会社訪問←ジャンプ


 
  
活気ある盛光SCM


株式会社盛光SCM    写真提供:盛光SCM
 今回の会社訪問は東大阪市の西はしにある企業。大阪市と接
した岸田堂にある
株式会社盛光SCM(せいこうエスシーエム)さん。
 社長の
草場寛子(くさばひろこ)さんには忙しい中を、時間をとっ
ていただきました。

株式会社盛光SCM 草場寛子社長
盛光SCM提供

 盛光SCMは照明器具やダイ
カスト金型の製造業。
ヘラ絞
の優れた技術をもつことで
も知られます。
 草場さんは3代目社長。リ
ーマンショックで打撃を受け
た会社の再興に奮闘。会社が
もつ技術で照明器具の自社ブ
ランド
NEELの開発に成功する
など業績を伸ばしてきました。


照明器具のコーナー  ショールーム  写真:盛光SCM提供


ヘラ絞りによる製品


ヘラ絞りによる製品


工場内のようす


 盛光SCMの社屋を見学させ
てもらいました。屋内には

金部品
照明組立ダイカス
ト金型
の3部門の工場があり
ます。これらを有機的につな
げて製造を進めるのが、盛光
SCMの特徴と強みです。
 草場さんは以前から
十の行
動指針
を大切にされていると
いうので教えてもらいました。



・一 企画は現場にあり
・二 ずっと引き継いでいきたい made in JAPANESE
・三 時代は変わった。必要な時に、必要な分だけ
・四 どっかこだわりたいねん
・五 六十歳からが四番バッター
・六 まずやってみよう、やりながら考えよう
・七 大胆な行動力、中途半端はいらん、小さな気配り
・八 今の反省は 次へのステップ
・九 頼れるんは仲間。「個」のチカラより「チーム」のチカラ
・十 スタッフの喜びが、社長のやりがい



金型製品の展示  ショールーム  写真:盛光SCM提供


食事の場にもなる憩いの場 & 緑の空間
 行動指針は、掲げるだけで
なく実践されているようです。 
 草場さんのエネルギーに圧
倒されながらの取材でした。
 また、屋上にある憩いの場
や、緑の空間を見せてもらい
、草場社長の社員さんたちへ
の細やかな配慮も知ることが
できました。

株式会社盛光SCM HP←リンク

 
<動画>盛光SCM 鳩まめ会社訪問
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モノづくりで町づくり


「こーばへ行こう!」の取り組みの一場面  こーばへ行こう!インスタグラムより


こーばへ行こう!の実行委員会 
      こーばへ行こう!インスタグラムより
 草場さんは盛光SCMの社長
とは別の顔を持っています。
 東大阪の町工場を住民に公
開し知ってもらう
オープンフ
ァクトリー
の取り組みを、行
政や大学と連携しながら実現
しました。「こーばへ行こう
!」
の企画には多くの企業が
参加し、草場さんはその実行
委員長を務めます。


 
                  こーばへ行こう!インスタグラム←リンク
 東大阪は製造業の事業所数は全国屈指で、製造業で
働く人々も多くおられます。しかし、現在これが減少気
味です。草場さんは、この傾向を変えるものとして、住民
と工場が
共存できる環境づくりが大事だと考えています。

こーばへ行こう!(2022年版案内チラシ


 「こーばへ行こう!」の取
り組みは
住工共生を進めると
ともに参加企業同士の
連携を
深める
チャンスと捉えます。
 知り合えば、互いの技術を
生かしてタッグを組むことも
できます。企業間の
「共創」
もめざします。

 今年(2023年)の「こーばへ行こ
う!」の参画予定の企業は、35~37
社です。


 11月10日(金)
11日(土)17
(金)18日(土)の4日間

 東大阪市を2つのエリア(東と西)に
分けて実施。11月10日~11日は東
エリア。11月17日~18日は西エリ
アでおこないます。



こーばへ行こう!の一場面
      こーばへ行こう!インスタグラムより


 さらに、イベントに参加し
た子どもや若者たちにモノづ
くりの
面白さを発信できる啓
発の機会ともなります。モノ
づくりの後継者を育てるのは
喫緊の課題です。
 なにより、参加企業自体の

活性化
につながります。
 参加する社員のモノづくり
への自覚が深まり、モチベー
ションが上がったそうです。



飛行機の模型  ショールーム


      朝ドラに登場した飛行機と同じもの
             盛光SCMの工作キット
 草場さんは、先のNHK朝ド
の考証にも参加しました。
 写真の飛行機を見た方も多
いのではないでしょうか。東
大阪のモノづくりを全国に発
信する好機だったととらえて
います。
 しかし、東大阪のモノづく
りはこれからが正念場だと考
えています。


「ウゴこ-ば」活躍中 イベントに出かけ、モノづくりを発信  写真:盛光SCM提供


町工場8社で共同製作の「ウゴこ-ば」
 草場さんは、モノづくりを
総合的にプロデュースする
株式会社「COBA(コーバ)
構想をあたためています。
 東大阪の町工場が力を合わ
せよう。行政や大学とも連携
し、商業とも手を取り合って
町を活性化させようと考えて
います。
草場さんたちのもの
づくりで町づくり
の取り組み
を応援しましょう。



 
 取材: R/山口  楢
 編集:楢よしき 校正:駒
 SE:クニヒコ

 
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