今どうなってるの?!東大阪
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2020年4月6日掲載
                                  
                      
 今日は、2020年(令和2年)4月6日(月)です。日本で、世
界で新型コロナ感染が拡大しています。政府の緊急事態宣言が取りざ
たされています。宣言と補償は一体にしていただきたいものです。
 さて、記事は、長年、人間の生き方や社会生活のあり方について提
唱され、かつ自ら実践の先頭に立ってこられた方にご登場いただきま
す。その方の目に、今回のコロナ禍はどう映っているのでしょうか。

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市民自然との共生



近畿自動車道の高架下
 コロナ問題で騒然としている最中、中央環状線(近畿自動車道)
沿いで
植樹祭があるとの情報を受けました。


植樹祭での安川昭雄さん
 伺ったのは、先日の3月14
日。ところは、
八尾市佐堂町
付近。道に沿って、高架下の
空き地が続いています。ここ
を緑の憩いの場、緊急避難所
、自然との共生の実践場とし
て総合的な開拓を目指すの
が、
命の輝き共生の森計画推
進協議会
(以降、共生の森の会)
 その相談役を務めているの
安川昭雄さんです。


移植して花を咲かせる桜



陣頭指揮の安川昭雄氏

 訪問したこの日は、定例の
植樹祭がおこなわれていまし
た。スタッフと
大阪府中小企
業家同友
会が植樹をします。
 もとは、もっと北側の場所で
した。「共生の森の会」の活
動は、2010年ごろから本
格化していました。しかし、
府のモノレール延伸計画で
今の場所に移りました。
 大きくなった木の移植は
大変な作業だったでしょう。

 

 移って3年目になります。
安川さんは、「八尾市の環
境団体とも親密に連携でき
るようになった」と、移転を
前向きに捉えます。
 ここでは、
司馬遼太郎氏
菜の花忌の花のサポート
も行います。


 また、稲田モモや市の花のキキョウ河内木綿(かわちもめん)
栽培など、東大阪市にゆかりの植物が育っています。共生の森
の会は3年間で1000本の桜の木の植樹を目指しています。

ビオトープが整備されている

 しかし、「共生の森の会」
目的は、単に都市部の緑化
と憩いの場をつくるだけでは
ありません。災害時の避難場
所として、電気と水の確保とい
うことも視野に入れています。
 そして、究極の目的は、人々
に自然との共生を体感しても
らいたいというものです。こ
の活動を進めてきた安川さん
に、コロナ禍で揺れる社会に
ついてご意見を聞かせてもら
うため、花園西町の会社兼
自宅に伺いました。



東大阪モノづくり


中小企業の集積地 高井田

株式会社アドバンス会長 安川昭雄氏
 通された部屋には、水蒸
気が吹き出ているものがあ
ります。安川さんの説明で
は、大阪産業大学と提携し
て開発した除菌・抗菌グッ
ズとのこと。かくしゃくと
した安川さんの健康の秘密
なのでしょうか。
 それはさておき、さっそ
くコロナ問題を聞きました。


    安川昭雄氏 ←クリック

銀イオンと酸化チタンの除菌ツール
 まず東大阪の中小企業の現
状については、倒産だけでな
く自主廃業の恐れが高まって
くるといいます。
 資金難と後継者不足によっ
て経営が苦しいところにもっ
てきて、コロナの直撃を受け
ています。材料や部品が、中
国から入っこないので、いた
るところでモノづくりのパイ
プが詰まった状態になってい
ます。

中小企業の集積地 高井田
 コロナが終息しても、モノ
づくりの回復には相当長い
日にちがかかりそうです。
 行政には、一過的なコロ
ナ対策に加え、長期の経済
対策を望むと語ります。

 

安心安全社会

 続いて安川さんは、経済面
から、安く作れるところに工
場を移したり、安い製品がい
いという風潮が、コロナの打
撃を大きくしていると指摘し
ます。
日本の工業だけでなく
、第一次産業の農業・林業
など国の自給率を高めよ、と
の警鐘と受け止めています。

SDGs(エスディージーズ)目標 
クリック:拡大
 また、環境を守る活動に関
連して、持続可能な社会をめ
ざす世界的規模の取り組み
が必要と強調します。今回、
コロナを克服できたとしても
、新たなウイルスが蔓延す
る可能性があります。グ
ローバルで高速・長距離
移動が可能な現代社会では
なおさらです。
 国連が提唱する
持続可能
な開発目標(SDGs=エス
ディージーズ)
の実践が急
務になっている
と指摘します。
 地球温暖化、生態系の破壊、貧困と格差の問題などを克
服し、人間が安全に安心して暮らせる地球にすることが、
今生きる
私たちの責任、と安川さんは語られます。
 コロナ禍で自由に外を歩けない中、コロナの影におびえ
るだけでなく、どんな世界が望ましいのかを考える機会とし
たいものです。筆者はこの機に、SDGsの勉強をしようと
思います。安川さんありがとうございました。


             国連開発計画 駐日代表事務所 SDGs←クリック



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 取材: 楢   編集:楢  校正:駒
 SE:クニヒコ

 
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