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 2018年10月29日掲載
                                   
                     
 10月20日(土)から、大阪商業大学商業史博物館でおこなわれている
「はかりの文化史」展に行ってきた。相手とのやりとりで、「たくさん」とか、
「ちょっと」といっても正確には伝わらない。客観的な基準をもとに表現する
ことが必要だ。しかし、当たり前すぎて計量を意識すらしていないことが多
い。今回の秋の企画展は、計量の深い歴史を知る機会となる。

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 商業史博物館「はかりの文化史」展 ←ジャンプ
 展示会に貢献「匠原計量器械店」 ←ジャンプ
ユーチューブで見る 「はかりの文化史」展い←ジャンプ
 
  「はかりの文化史」

 
大商大商業史博物館 館内
 大阪商業大学商業史博物館(加藤慶一郎館長)の秋季企画展が
10月20日(土)から11月30日(金)にかけて行われて
いる。今回は、「はかりの文化史」がテーマ。

池田治司 商業史博物館学芸員
 “はかる”は漢字では、測る
、計る、量るなどがある。
重さ、長さ、角度、広さ、体
積、温度、湿度、時間等は日
常生活に不可欠なもの。
 それらをはかる道具こそわ
たしたちの文化・文明を支え
る縁の下の力持ちだ。普段
日のあたらない“計量道具”
にスポットライトを当てる意
欲的な企画展となっている。

池田治司学芸員の説明を受ける

両替天秤(江戸時代)
 企画展の中心的役割を担う
池田治司学芸員に案内してい
ただいた。こうして改めてみる
と、現在の私たちのまわりには
計量器が満ち満ちていること、
また、昔から進歩を繰り返して
きたことがわかる。

大阪府亀井遺跡発見の弥生分銅 (公益財団法人大阪府文化財センター保管)


量程器(平賀源内記念館蔵)
 衝撃だったのは、弥生時代に使
われていたとされる
“分銅”の現
物が陳列されていたこと。過去に
は用途が不明だったものが、奈良
文化財研究所の
森本晋国際遺跡
研究室長の研究で、計量に使わ
れていたことが判明。貴重な朱
(しゅ)=辰砂の配合に使われた可
能性
が指摘されている。中国秦
の度量衡確立の以前に、g単位
程度のものをはかる文明の高さ
に目を見張らせられる。

タルモメイトル(平賀源内記念館蔵)
 また、有名な江戸中期の蘭学者で
鬼才の
平賀源内が制作した「量程器」
と「タルモメイトル
(複製)」が展示さ
れている。
 量程器とは、今で言う万歩計
(歩数
計)である。彼が29歳のときに、ヨー
ロッパのものを参考につくりあげたと
いう。また、タルモメイトルとは、今
のサーモメーター=寒暖計のこと。
長崎にて高額で買い入れたが、「自
分なら簡単に作れる」と豪語したもの
である。計量器の進歩や変遷に、様
々な思いがめぐる。

“環境をはかる” の展示コーナー

天秤をもつ テイミスブロンズ像
クリック:拡大
 展示場には、150点もの計量道具
や関係の物品が陳列されている。
 展示は4つのカテゴリーで構成。
 
一、さまざまな計量
 
二、匠原計量器械店 
 
三、計量と文化史 
 
四、商業と計量 
 見たことはあるが触ったことがない
もの、見たこともなく使い方がわから
ないものなど、解説に頼るものがい
っぱい。見学のときは、知人・友人
といっしょに行かれることをオススメ
する。「あーだ、こーだ」と言いなが
ら楽しく回れそう。会期は、11月
30日(金)まで。
 
           

    ユーチューブで見る
大商大商業史博物館 はかりの文化史展

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 展示会に貢献の匠原(しょうはら)計量器械店 
 

匠原計量器械店関連の写真

堺筋の匠原計量器店(昭和37年)
  この計量に関する展示会
開催のきっかけとなったの
が、商業史博物館への大量
の寄贈。
 寄贈主は、
故匠原永治氏
ご遺族。永治さんは大阪日本
橋で計量器店を営む一方、自
らもコレクターとして珍しい
計量器を集めておられた。
 平成28年、商業史博物館
にこそふさわしいとのご遺族
の想いから寄贈が実現した。


看板(複製)匠原計量器械店に設置
 計量器店を営む専門家の目で
選ばれたコレクションの数々は、
どれも貴重なものばかり。
 商業大学の商業史研究の上で
も大きな財産が加わることとなっ
た。今回の寄贈をうけ、商業史博
物館では、整理、研究をおこなっ
て今回の企画展を開くにいたった。

1斗枡
 
古代エジプト「死者の書」一部(複製)


 実用的なものが多い中で
くすっと笑えるものもある。
 
写真の“晴雨
(てりふり)人形”
がそれ。湿度をはかって天
気を予報するもの。毛髪の
性質を利用している。晴れ
の日は女性の人形が、雨の
日は男性の人形があらわ
れるという。
 匠原コレクションに、東
洋計量器資料館、平賀源内
記念館、大阪文化財センタ
ー、常翔学園歴史館の貴重
品を加えた展示会。一堂に
集められた品々は一見の価
値あり。
お友達とご一緒に!


    <商業史博物館データ>
 
ところ 東大阪市御厨栄町4-1-10
休館日 日曜・祝日
ただし、10月28日、11月23日は開館
入 場 無料
備 考 前期10月20日~11月10日
後期11月12日~11月30日
 一部展示替えあり
 
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 取材 Y・岡本 楢よしき  校正:駒
 

 
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