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ふるさと東大阪2012年5月7日掲載





 薫風の中、涼しい音を響かせる河内風鈴のリヤカー &  全国各地で出店

「市民文化芸術祭」で


        市民文化芸術祭にて
 3月はじめ、永和の市民会館で第22回東大阪市民文化芸術祭が開催されました。
 その展示場に、素朴な味わいのガラスの風鈴がぶらさがっていました。
河内風鈴を制作する菅二彌(かん・つぎひろ)さんの特別展示コーナーでした。

  廃ビンからエコ風鈴

 菅さんがガラスクラフトに取り組むようになったのが2000年。倉敷芸大ガラス工芸科で学んだ娘さんのため、自宅に窯を手作りして工房を開いたのがきっかけです。娘さんに触発され、団体役員を退職して自らもクラフトの世界に身を投じることになりました。エコと平和が菅さんの制作の信条です。



         材料となる廃ビン

さまざまな色とかたちの風鈴   &    今米にあるクラフト工房・店舗

   制作の工房へ 

 制作のようすを見せてもらおうと、今米にある店舗付き工房を伺いました。ちょうど、二人の女性が
体験教室にやってきて、ガラスコップづくりに挑戦するところでした。工房では、体験教室や、職業体験などを引き受けているようです。二人の制作のようすを動画に収めました。

   どんなの作ろうかな? &  緊張の瞬間

<動画>ガラスクラフト教室   

 手づくりの温かみ

 菅さんの作品は、ガラス素材なのに、どれも温かみを感じさせてくれます。
 河内の風土から生まれた“ほっこり”とした味わいです。

   ものづくりの町で

 菅さんのガラスクラフトの仕事になくてはならないのが岬鉄工所。ガラスの模様を癒着するときに使う金型や、形を整える成形筒など、難しい注文に応えてくれる心強い味方です。その工場が目と鼻のさきにあるというのが、ものづくりの町東大阪ならでは。
 

  目と鼻の先の岬鉄工所 & 金型


   室内風鈴 & らほつ風鈴
   次々に新作に挑戦
 
 マンションやアパートに住む人は、隣人に気兼ねして窓の外には吊るしにくいものです。
 そんな人のために考えられたのが
室内用小型風鈴。エアコンや扇風機の風で鳴り、インテリアともなります。鳴らしてみると、ちょっと高めの澄んだ音がしました。節電の夏に、涼しい演出も必要です。
 菅さんはこのほか、らほつ風鈴
(大仏さんの頭のような)、マーブル風鈴、セレン赤風鈴など次々と新作に挑戦し、創作意欲はますます高まっています。


はんこ・落款づくり   &    体験教室コーナー

  人気上昇中なのが・・・

 最近始めたのが、はんこ・落款(らっか)づくり体験です。菅さんが作ったさまざまなデザインのガラスの印材から好きなものを選んでもらいます。そこに自分で名前や模様を彫るのです。扱いやすいルーターを使うので、子どもでも簡単に彫れます。だれにも、ものをつくる楽しさを味わってほしいと考えています。

 

       ルーターを使って彫る

外国のお客さん  &    出店

各地での出会いを大切に


 毎年5月から、菅さんは、それまでに作りためた風鈴などを携え、全国の祭りや手づくり市、フェスティバルに出かけて店を開きます。各地で、お客さんをはじめ、クラフト仲間やイベント関係者とも交流が生まれます。
 数年前、京都知恩寺の手づくり市で、地元のベニシアさんと出会い、懇意になりました。一緒にテレビにも出演するサプライズもありました。
 菅さんにとって、人との対話が制作を続ける励みとも喜びともなっているようです。今年も5月から、一期一会・人と人との絆を大切にしようと、日本各地へ出かけます。
 

記事中の写真の多くは菅さんが撮影されたものです。許可を得て掲載しています。

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  東北の風鈴(編集後記)
 
 取材の折、菅さんに教えてもらったことです。風鈴は、元々は寺院の軒に下がっていた“風鐸”が起源で、その音は厄を祓うといい伝えられています。その昔、関西で夏に疫病がはやったとき、庶民は疫病をまぬがれようと風鈴を吊るしました。ここから夏に風鈴という風習が起ったようです。 一方、東北地方では、風鈴の音は、故人を偲ぶ鎮魂の音となっています。このことを知っている菅さんは、今回の東日本大震災のあと、ただちに被災地に風鈴を贈りました。支援物の仕分けに疲れている人たちが、その風鈴の箱を開けたとき、大きな歓声が上がったと現地からの報告がありました。菅さんは、この夏、自ら東北に出向き、風鈴を届けたいと考えているようです。

               ルポ:楢よしき
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