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知っ得 市政情報2007年12月11日掲載




  東大阪市議会情報

第四回定例会 12億円のつかい道!
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本会議の傍聴記   
 
12億円のつかい道は?                       記者:楢よしき


朝から出かけた 
           
 12月7日(金) 9時半ごろ荒本の市役所に到着。すこし緊張気味。高層エレベーターでいっきに22階へ。本会議場の入り口に待機している事務局の人が、親切に対応してくれました。住所、氏名を書いて書類を出すと、“注意書き”と“議事日程”(資料・後述)という2つのプリントと傍聴券が渡されます。待合の椅子にこしかけ、もらった“議事日程”に目を通します。これは、議会の会期中に話し合うものの一覧だとか・・・・。しかし、何度見ても中味がわかりません。だれが見てもわからないだろうなと感じます。(資料は下に)この会議で3月までの12億円のつかい道が決まるというのですが・・・。肝心なことがわからないことに歯がゆさを感じます。


時間通りに始まり30分で終了

 傍聴に参加されていた市民は20数名ほどでした。
浅川議長の開会宣言で第四回定例会が始まりました。まず、野田新市長があいさつ。ついで議長から議事内容の一括提案があり、全会一致で了承。ここまでで5分ほど。そのあと、市長から所信表明が25分ほどあり、始まってから30分ほどで休会に入りました。あれっ?もう終わり・・・(~_~;) 大乱闘を期待していたわけではないけれど、あまりに早く終わってしまって、あっけない感じがしました。


25分の市長の所信表明をふりかえると・・・

 市長の所信表明は、あらかじめプリントされたものが議員さんには配られているのですが、傍聴の市民には配られません。私たちは耳だけが頼りの状態です。しかも、耳だけでは聞き取れない言葉もあります。ですから、以下は、私が聞き取れた範囲での感想になります。



税金の無駄遣いはイヤ 
という立場から聞くと :
 
市長選で大いに話題になった同和行政の問題にたいする言及が一言もなかった。
24億円の上下水道庁舎の建設は、「再検討」するという表現だった。再検討の行き先はどうなのかと疑問に思う。

高齢者の立場から聞くと :
 
国の後期高齢者医療制度というのは今年の4月から始るが、75歳以上の高齢者は大変な負担増。しかも、医療のレベルは切り下げられることになる。市長さんは制度の「円滑な実施を」と表現していたが、するっと負担増になったら大変だ。

子育て世代の立場から聞くと :
 
子どもの病院代がばかにならない。愛知県豊田市(約42万人)では、中学校卒業までの医療費無料化が実現したらしいが、東大阪でもせめて、小学校入学前までの無料化を実現してほしい。市長さんの言葉は、「負担軽減」というあいまいな表現に聞こえた。

教育・保育の現場から :
 
教育環境の整備という言葉は聞き取れたが、30人学級実現などの踏み込んだ内容はなかった。教育内容のレベルアップ・学力の現状と分析に取り組むという表現があったが、学校の教育環境を改善し、現場の先生たちの取り組みを励ますことであってほしい。ペーパーの学力テストを良くしようと、ぎりぎりと子どもや先生をしめつけるような管理型の教育行政にならないよう望みたい。
 公立保育所の役割の精査という言葉があり、よくわからないが、民営化ということかな・・・と思えた。何でも民営化すればいいという“民営化万能”の虚構は、崩れはじめている。民営化の意図なら、保育の質の低下や料金の値上げを心配する市民の声に十分な説明が必要だ。

地域の者として :
  
「地域」という言葉が頻繁にでてくるが、高齢者問題、教育問題、安全の問題、障害者の問題など地域で取り組む構想のように受けとれた。地域を行政が助けるとか、行政が支援するというニュアンス。しかし、それは逆ではないかと感じる。高い税金を払ってるのは市民で、サービスをするのは行政の責任だ。高齢者の問題、教育の問題、安全の問題、障害者の問題などなど行政の本来の責任です。住民同士で助け合いなさいと、地域へ丸投げされては困ると感じた。

ぜひ実現させてほしい: 所信表明では「東部の子育て支援センター」のことが述べられているが、若いお母さんたちの強い要望がある。
永和の図書館の建て替え
については早急にすすめ、建物の完成まで、本の管理と貸し出が滞りなくいくようにしてほしい。
地元商店街の活性化や中小企業対策にも力をいれると表明している。一部が潤うのでなく、全体を活性化させるようにしてほしい。
所信表明にはふれられていなかったが、コミュニティーバスの運行については高齢者の関心が高い。




 ■ たった30分、
されど30分 みなさん議会に行きましょう
 たった30分でしたが、貴重な経験でした。日常の俗事からはなれ、市民の一人として考えることができました。買い物していて自分を“市民”と自覚することなんてまずありません。みなさん!傍聴して市民としてこの東大阪を見つめ直しませんか。これからの数日で大切な12億円の遣い道が決まるのです。

 ■ これが、さきほどふれたわかりにくい“議事日程”のプリントの一部です。
議事日程1  議事日程2

         あとで、“議事日程”のプリントについて事務局にお尋ねしました。

私「こんなんじゃなく、もっとわかり易いものありませんか?」
私「どこの委員会で何が話されるか、何にどれだけのお金が遣われるのかがわかるものが欲しいのですが!」 

 ちょっと待たされ、厚さが2〜3センチの冊子が2冊、目の前に どさっ!!(~_~;) 私「あのう・・・」絶句。気を取り直して私 「傍聴に来ている人が、どこの委員会で何を話されるかがわかる簡単なガイドのようなものですが・・・」
担当の人は気の毒そうに「そういうのはないのです・・・」 そこで、私、僭越ながら市民を代表して「情報公開を進めるという市の姿勢からしても、傍聴者に議会の働きを判りやすく知らせる努力をお願いします。」と要望を述べておきました。
何とかならんものですかね! 
 
 追記:議事の詳細が書かれた膨大な資料は、1階の“市民情報課”で閲覧、コピーができるそうです。

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